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My treasure

「RUMeRAL」の実和子様より、お誕生日プレゼントに頂ましたぁぁヾ(*´∀`*)ノ
まさかまさか、寝起きの枕元に、こんな素晴らしいプレゼントが用意されていようとは!!
私の想いとシンクロした、蔵馬が好き好き大好き♪なお話で、
悶え転げ鼻血ブシャァ (´゚ω゚):;*.':;でした…貧血…。
今年一年どんな迫害にも負けず、蔵マニアとして頑張れそうです!!(爆)
本当にありがとうございました~♪♪♪

追記よりドウゾ→



My treasure



「だから、何も見るような物はないと言っただろうが」

室内を見渡し、殺風景だね、と呟いた男に、俺はそう言ってやった。

「まあ、飛影らしいけどね」

蔵馬の所有しているような、隠れ家、とか、宝物庫、と呼ばれる場所でもない。
単純に、以前に盗んだ物やなんかが、適当に投げ込んであるだけの小屋だ。
今は百足に自分の部屋もあるし、あとは大抵、人間界の蔵馬の部屋や、魔界の隠れ家にいることの方が多い。ここは自分でも久しぶりに来たのだ。

蔵馬が一度見てみたいと言うので、連れてきてやっただけだ。

あるのは、何本かの刀と、鞘。包帯、少しの服、少しの傷薬、干からびて転がる果物らしき物。以前はここで時折寝泊まりもしていたので、床には何枚かの厚手 の布も敷いてはあるが、お世辞にもいい寝心地とは言えないシロモノだ。

「綺麗な物は、なんにもないんだね」

しみじみと、蔵馬は言う。
妖狐だった頃からの蔵馬の隠れ家はいくつもあり、それぞれ規模は違えど、美しい物がたくさんあった。武具だけではない。何の役にも立たない、ただ美しいだ けの美術品も大量にあった。

蔵馬は、そして妖狐も、綺麗な物が好きなのだと言う。

「なんかさ、宝石とか、ガラス細工とか、象眼細工とか、彫刻とか」

欲しくないの?
微笑んで、蔵馬が問う。

「プレゼント、しましょうか?」
「いらん。必要ない」

俺は即答で、断る。

綺麗な物?
そんな物は、いらん。

なぜって

「蔵馬」

俺はマントを脱ぎ捨てる。
埃っぽい布の上に座り、片頬で笑みを作って蔵馬を見上げてやった。

「こんなとこで?」

埃っぽいよ、口では嫌そうにしながらも、蔵馬はもう、俺の服に手をかけている。
あっという間に裸に剥かれ、固い布の上に、裸の体で横たわる。

長くしなやかな腕に抱きしめられる。

艶やかな黒髪、切れ長の目、通った鼻筋に綺麗な唇という整いすぎた顔。
女のような顔とは裏腹に、厚い胸板、逞しい腹部、股間のものは、赤黒く太く、立派なもんだ。

なによりも…この瞳だ。

綺麗な、本当に綺麗な、深海の色をした、碧の瞳。
吸い込まれてしまいそうな、吸い込まれてしまうことも悪くない、とさえ思えてしまう、この碧。

焦がれて、焦がれて、やっと手に入れた、俺の宝物。

長く綺麗な指が、俺の頬から唇を弄る。

綺麗な物、など、俺に必要なわけがない。
何もいらない。何も必要ない。

…世界で一番綺麗な者を、この俺は手に入れたのだから。

綺麗な、綺麗な者。

これは、俺の者だ。
決して、誰にも渡しはしない。

決意を込めて、俺は蔵馬に口づけた。


...End.

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